- Q1.発達障害とは何ですか?
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A.発達障害は見た目にはわかりづらい脳機能の障害と言われています。原因は特定されていません。「一人遊びは出来るが、お友達と一緒に遊ぶことが苦手」「抽象的な表現や言葉の意味を理解することが苦手」「少しの間でもじっとしていることが苦手」「唐突で衝動的な行動が見られる」「聞くこと、話すこと、書くこと、計算することが苦手」などの特徴があり、障害を理解されないまま、周りから「わがままな子」などと見られるケースも少なくありません。本人だけでなく周囲の人々がその特徴を十分に理解し、その特徴に配慮した対応をしていくことが大切になってきます。
- Q2.自閉症とはどういう障害ですか?
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A.人と関わることや、自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちをくみとることがとても苦手です。行動もこだわりやパニック等から自分勝手に見えてしまうことがあります。最近では「自閉症スペクトラム」という言葉もあり、発達障害のより困難な障害として定義されてきています。1940年代に発見され、その後原因が先天的であるか後天的であるかの説が様々ありますが、いまだに明確な原因は特定されてはいません。
- Q3.どんな人が利用できますか?
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A.むぎのこ児童発達支援センターは1歳~6歳までの幼児が、放課後等デイサービスは6歳~18歳までの方たちで受給者証を持っている方が利用できます。受給者証の申請は各区の区役所までご相談下さい。以前に乳幼児検診を受けているか、児童相談所で発達検査を受けたことがあれば、受給者証の発行には比較的スムーズです。定員等がありますので一度むぎのこまでご相談下さい。
- Q4.子育てに疲れています。相談に応じてもらえますか?
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A.はい。子育ての悩みなど遠慮なくむぎのこまでご相談下さい。むぎのこでは、子育てをするお母さんたちのメンタルケアを非常に重要視しています。個別のカウンセリングはもちろん、グループカウンセリング、同じ問題を抱えた人たち同士の自助グループなど、多様なプログラムを設けています。また不眠やチックなど、身体に症状が見られるかたは、当法人の運営するむぎのこ発達クリニックもありますので、そちらも紹介できます。
- Q5.放課後遊ぶところがありません。
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A.放課後等デイ―サービスでは月曜~金曜の13:00~17:00まで、学童が放課後に活動する場として放課後デイサービス事業を行っています。「放課後等デイサービス」の受給者証が必要になり、区役所での手続きが必要です。また放課後等デイサービスは学校の夏休み、冬休みに等の長期休暇にも対応しています。
- Q6.母親も通うのですか?
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A.親子通園を大切にしています。それは、子どもが育っていく上で、養育者との深い信頼関係が、その子が将来、人間や世界を信頼して生きていく上でのとても大切な基礎となるからです。もちろん、親子通園が負担に感じられるお母さんには、それぞれのニーズに合わせて対応していきます。働いているお母さんもいらっしゃいます。
- Q7.毎日通うのですか?
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A.お母さんによっては、自身の心が疲弊していたり、子育てに疲れきってしまっていることも多々あります。お母さん自身の心のケアが、子どもの発達、成長にとっても非常に大切ですので、無理矢理毎日通園しなければいけないということはありません。もちろんその日体調が悪いだとか、どうしても済ませたい用事がある場合にもお子さん単独で通園していただいて構いません。
- Q8.医療機関などで障がいの診断を受けていませんが、相談できますか?
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A.はい。診断がなくとも相談は可能です。発達の心配、日々の子育ての悩みなど、お子さんに関する心配事が場合、お気軽にご相談ください。
- Q9.未就学児の療育は、何時から何時までですか?
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A.基本的な療育時間は10:00~15:00となりますが、それぞれのお子さんや各家庭の事情によりご利用される時間帯は変更可能です。
- Q10.療育では、どのような活動をするのですか??
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A.1日のタイムテーブルに沿って進めていきます。朝の会、リズム遊び、外遊び、設定遊び、給食、お昼寝、ホールでの自由遊びなどを、時間の構造、場の構造、人の構造を明確に意識しながら行っていきます。年長さんになると社会スキルも大切にしています。幼児期は遊びの中での発達を大切にしています。
- Q11.アレルギーがありますが、給食(おやつ)では配慮してもらえますか?
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A.給食、おやつとも、アレルギーには充分に配慮しています。アレルギーは命に関わる重大な事柄ですので、給食室内の職員の注意事項、受渡しの手順、配膳の仕方、担任との連携など、細かくマニュアル化し、常に対応の練習と周知徹底を行っています。
- Q12.通園のために送迎を利用できますか?
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A.送迎制度が始まる前から、通園を保障するドアツードアーの送迎を大切に考えていますので、できる限り送迎のご要望にはお応えできるよう努力しています。
- Q13.利用料金について教えてください。
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A.利用料金は大きく分けて、法定の「給付費」の1割負担と、給食費、おやつ代、教材費等の実費負担があります。給付費の1割負担は、2019年10月から満3歳になった最初の4月から小学校入学前までは無償となりますが、給食費等はこれまで通り実費負担となります。学童以上の方はこれまで通り1割負担がありますが、所得により上限額が設定されています。
- Q14.子どもとの関わり方がわからず、悩んでいます。日々の接し方について、相談できますか?
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A.核家族化、地域社会の消失など、子育てが現代では難しくなってきていると言われています。発達に心配のあるお子さんにおいては尚更のことです。また情報が溢れている現代ではかえって子育てに混乱するかもしれません。子育てに関することでしたら、遠慮なくご相談ください。